『ハイブリッドストーン アベイラス』とは
「ハイブリッドストーン アベイラス」は、天然石英石【無機】とMMA(メチルメタアクリレート)【有機】を融合させた世界で唯一のハイブリッドマルチ機能素材【人工/人造石】です。
また、「ハイブリッドストーン アベイラス」の学術/正式素材名称「高硬度石英成形板」は、学会等の論文や公文書、設計図書、建設物価本、WEB上の辞書等で広く使われています。
1.基本仕様
基本構成/組成
「ハイブリッドストーン アベイラス」は、天然石英石を粒度調整した「骨材」及び「充填材」、「バインダー(結合材)」であるMMA樹脂から構成されており、独自の製造方法により、それらを高密度に固めた唯一無二のハイブリッドマルチ機能素材です。
仕上/加工
「ハイブリッドストーン アベイラス」の表面仕上/加工は「磨き」(ポリッシュ)と「防滑」(アンプロップ)の2種類です。更に「防滑」加工は表面の凹凸(滑り抵抗)度合により、「細目」「中目」「粗目」の3グレードがあり、「中目」が標準仕様です。
カラーバリエーション
「ハイブリッドストーン アベイラス」のカラーバリエーションは次の通りです。
- ハードタイプ ポリッシュ(磨き):標準9色
※スーパーワークトップ(磨き)については専用標準色4色 - ハードタイプ アンプロップ(防滑):標準9色
- フレキシブルタイプ ポリッシュ(磨き):3色(標準色ホワイト/グレー/ベージュ)
- フレキシブルタイプ アンプロップ(防滑):標準9色
※準特注色
118色ご用意しております。(基本発注数量:200㎡以上、少量発注の場合40㎡単位のみといたしますのでご了承ください。
※特注色
お客様のご要望に応じてお好みのカラーを200㎡以上から特注色としてご提供いたします。
尚、色調によっては、お客様のご要望に添えない場合もありますので予めご了承ください。
少量発注はお受け致しかねます。
サイズ
【規格品】
- ハードタイプ(平板):300x300xt10mm 600x600xt10mm
- フレキシブルタイプ(平板):300x300xt5mm 600x600xt5mm
- スーパー汚垂石:600x900xt10mm
【準規格品】
- スーパーワークトップ:1200mm☓3000mm(接着加工)☓30mm以内
- スーパー浴室床材(住宅改修給付金対象製品):1200x1800xt5mm以内
【特注品】
- 共通:1200mm☓1800mm☓30mm以内のサイズまで対応
2.ハイブリッドストーン アベイラスの位置付け【解説】
「ハイブリッドストーン アベイラス(高硬度石英成形板)」は、強度や耐久性、意匠性などの優れた基本性能と蓄光機能や防滑機能、高硬度軟質機能などの高付加価値機能により、建材としてのみならず、車両や船舶、サインなど多岐に渡る用途で活用されているマルチファンクション素材です。 床や壁の仕上材として数多く採用されているため、建設物価書籍では「人造石」の分類中で従来からある「人造大理石/御影石」や「人工大理石/御影石」とは一線を画す新ジャンルの素材として捉えられています。建材としての分類については、各辞書や百科事典、専門書において定義等、諸説ありますが、概して図1のような位置付けで捉えることができます。

- 一般的に「人造石」とは天然石を模造して人工的に作られた建築材料のことを指します。更に、天然石を破砕した細粒骨材を結合材で固めたものを「人造大理石」、水酸化アルミ等人工の無機粉体を樹脂結合材で固めたものを「人工大理石」に分類します。
- 「人造大理石」について、天然の大理石等をセメントで固めたものを「セメントテラゾー」、樹脂で固めたものを「レジンテラゾー」と呼称しています。
- 「レジンテラゾー」で使用する樹脂(結合材)は「ポリエステル系樹脂」または「エポキシ系樹脂」が大半を占めます。
- 「人工大理石」には人工の材料のみで構成されている建築材料が分類される。テラゾーで使用する骨材(粗粒、細粒、微粒)の替わりに水酸化アルミニウムや炭酸カルシウム等の人工精製された無機粉体を樹脂で固めたものが一般的です。
- 「アクリル系(MMA)樹脂」で固めたものを「アクリル系人工大理石」、「ポリエステル系樹脂」で固めたものを「ポリエステル系人工大理石」と大きく2つに分類できる。
- アクリル系及びポリエステル系人工大理石を比較すると、コスト以外の物性や意匠についてはアクリル系人工大理石に軍配が上がります。(表1参照)

- ポリエステル樹脂は常圧下でも硬化過程での発泡がほとんど無く、温度管理や取扱いが容易なため、汎用樹脂として建材にも広く使われて来ました。
- アクリル(MMA)樹脂は、優れた強度と透明性、そして屋外でも、劣化しない耐候性に優れていることからプラスチックの女王とも称されているが、硬化過程における温度や圧力の管理が非常に繊細かつ複雑で非常に高度な成形技術を要します。
- キッチンや洗面カウンタートップとして、世界で初めてアクリル(MMA)樹脂を使用した製品が米国デュポン社の「コーリアン」であり、長い間、カウンタートップの高級ブランドとして君臨してきました。
- 近年、カウンタートップ市場において「ポリエステル系人工大理石」と「レジンテラゾー」の良いところを掛け合わせ、かつ、無機質細粒骨材に付加価値の高い(高硬度、低吸水率、透明性が高いなど)材料を使用したものが「エンジニアリングストーン」又は「エンジニアドストーン」というジャンルの製品としてカウンタートップ市場で台頭してきています。
- 人造石の歴史や分類を分析すると、その取扱いの難しさと高度な成形技術を要求されることから、結合材(バインダー)にアクリル(MMA)樹脂を使用しているのは「アクリル系人工大理石」と「高硬度石英成形板」のみであり、その他全てについてはセメントやポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等を結合材としています。
3.アクリル系人工大理石との比較
前項の最後で「ハイブリッドストーン」が「アクリル系人工大理石」と同じく、アクリル(MMA)樹脂を結合材とした素材であることに言及したが、両者の違いについて表2に示します。

材料構成
- 両者の材料構成で大きく違う点は、骨材を使用しているか否かとその組成比率である。
- 「ハイブリッドストーン アベイラス」は全組成中の大半を天然石英石(クォーツ)細粒骨材が占めており、残りを少量のフィラーとMMA樹脂で構成しています。
- 一方、「アクリル系人工大理石」は主に水酸化アルミ等の人工無機質充填材とMMA樹脂で構成されています。
意匠性
- 意匠性については、両者の材料構成が大きく関わっている。多量の透明性の高い天然石英石細粒骨材で構成される「ハイブリッドストーン アベイラス」は同じく透明なMMA樹脂との相乗効果により、光が素材内奥まで入り込み、屈折、反射するため、天然御影石と同等以上の深みや高級感のある意匠を実現しています。
- 一方、「アクリル系人工大理石」は「ポリエステル系人工大理石」との比較ではメリットとして捉えられるMMA樹脂の透明感も「高硬度石英成形板」の透明感や深みと比較すると明らかにプラスチック的、表面的な印象は拭えません。
物性
- 両者の物性で最も違う点はその表面硬度にある。「ハイブリッドストーン アベイラス」の表面硬度がビッカース硬度で1635HV1と鉄の約4倍であるのに対し、「アクリル系人工大理石」のそれはビッカース硬度では測定不能であり、鉛筆硬度4H程度と比較にならないほど低い硬度です。
- 結合材にMMA樹脂を使用している点で、「耐候性」「耐水性」「耐熱性」については、両者とも、セメントやポリエステル樹脂等を結合材とした他素材に較べると優れていますが、無機材料である天然石英石細粒骨材を多量に使用している「ハイブリッドストーン アベイラス」は各物性とも「アクリル系人工大理石」の性能を大きく上回っています。
テクノロジー
アクリル(MMA)樹脂は、硬化過程における温度や圧力の管理が非常に繊細かつ複雑で非常に高度な成形技術を要するため、長年、人工精製された無機粉体とMMA樹脂を主要構成とした「アクリル系人工大理石」以外のMMA樹脂を結合材とする人造石等の素材の実用化は皆無でした。
- 「ハイブリッドストーン アベイラス」の開発当時、天然石英石細粒骨材をMMA樹脂で高密度に成形するのは技術的に不可能とまで言われていました。
- 「ハイブリッドストーン アベイラス」の開発が成功すると、その発明の新規性と高度な製造技術が認められ、日本国内はもとより欧米やアジア等の主要各国で配合組成と製造プロセス等の基本特許を取得するに至りました。
- 水酸化アルミ等の人工無機質充填材とMMA樹脂を主役に据えた「アクリル系人工大理石」に対し、天然石英石細粒骨材を主役に、少量の人工精製された無機粉体とMMA樹脂を準主役に据えたのが「ハイブリッドストーン アベイラス」です。
- 「天然石英石(クォーツ)無機質骨材」×「人工精製された無機粉体」×「MMA樹脂(有機材料)」技術を掛け合わせた三位一体のハイブリッド素材です。
4.総括
代表的な分類製品についてのハイブリッドストーンとの比較を表3に示す。

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