ハイブリッドストーン アベイラス

ハードタイプ/フレキシブルタイプの標準仕様/基本物性

ハイブリッドストーン アベイラスは「ハードタイプ」と「フレキシブルタイプ」2つの異なる基本素材から成ります。これら異なる2つの基本素材が、人工/人造石の常識を根底から覆し、その使用用途を飛躍的に広げています。

1.標準仕様/基本物性

極めて高い数値を示す世界で唯一無二の高機能なハイブリッドマルチ機能素材です。

表1 基本物性一覧


項 目

標準性能(値)
試験結果
準拠試験方法等
ハードタイプ*1フレキシブルタイプ*2
比重2.6以下2.42.4JIS K 7112
吸水率0.14%以下0.04%0.05%JIS A 1509-3
曲げ強度30N/ mm2以上37.2N/ mm2JIS A 1509-4
圧縮強度100N/mm2以上137N/mm2JIS R 2206
ビッカース硬度900HV1以上1635HV11200 HV1JIS Z 2244
耐衝撃性(基材接着状態)破壊しないこと(凹みは可)異常なし(若干の凹みあり)異常なし(若干の凹みあり)1kgの鉄球を高さ2mの位置から落下
熱線膨張係数0.2(x10-4/k)以下0.16(x10-4/k)TMA(30℃と100℃の平均)
耐摩耗性0.1mm以下0.05mm0.05mmJIS A 1451
耐凍結融解性200サイクル後異常なし200サイクル後異常なし200サイクル後異常なしJIS A 5422
耐酸性(3%塩酸溶液)異常なし異常なし異常なしJIS A 5209
耐アルカリ性(3%水酸化ナトリウム溶液)異常なし異常なし異常なしJIS A 5209
耐候性200時間照射後   異常なし2000時間照射後 異常なし2000時間照射後異常なしサンシャイン・カーボンアーク灯式耐候性試験
耐熱衝撃性異常なし異常なし異常なしJIS R 1615
発光輝度10mcd/㎡以上14.5 mcd/㎡14.4 mcd/㎡飽和励起後、23±2℃の気中で12時間後
アンプロップ(防滑仕上げ)滑り抵抗値介在物:水C.S.R値0.45以上BPN値40以上
C.S.R値0.83BPN値59

C.S.R値0.75BPN値59

JIS A 1454ASTM E 303

*1: 硬質素材
*2: 素材(軟質素材)

2.物性値の解説

比重

ハードタイプ、フレキシブルタイプとも比重が2.4であるのに対して、天然御影石・石英石:2.6、アルミ:2.7、鉄:7.9、アクリル板:1.2です。ハイブリッドストーン アベイラスは石英石(クォーツ)を少量のMMA(アクリル系樹脂)で高密度に成形したものであり、天然御影石よりも比重が小さく、薄いので軽量かつ施工性に優れています。

吸水率

※本資料の最後に記載の【参考】参照

 ハードタイプが0.04%、フレキシブルタイプが0.05%と殆ど吸水性がないので汚れや臭いの染み込みがなく、寒冷地での凍結融解の作用も受けません。

※0.04%、0.05%の数値は試験誤差の範囲なので、実質の吸水率はゼロ。

※他素材の吸水率

  • 石材【硬石】(御影石等):0.5~5%(※JIS A 5003(石材)基準値は5%以下
  • セラミックタイル【Ⅰ類】(磁器質タイル):0.3~3%※JIS A 5209(セラミックタイル)基準値は3%以下
  • セラミックタイル【Ⅱ類】(磁器質タイル):3~5% ※(JIS A 5209(セラミックタイル)基準値は5%以下

曲げ強度

ハードタイプについては、これまで2010年に改訂されたJIS A 5209:2010(陶磁器質タイル)の試験方法に準拠した曲げ破壊荷重を記載していたが、更にJIS A 5209:2014(セラミックタイル)へと改訂されたのを機に、石材やコンクリート、プラスチックなど他素材との比較ができるよう、性能値の表記をJIS A 1509-4(セラミックタイル試験方法-第4部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法)の「曲げ強度」の算出方法による性能値表記としました。

 天然御影石の3倍以上の曲げ強度を有しているため薄板・軽量化が可能となりました。

フレキシブルタイプは可撓性材料なので曲げ強度の試験は非実施。

※稲田御影石:約10 N/ mm2、高強度コンクリート:5~7 N/ mm2

圧縮強度

ハードタイプの圧縮強度は天然御影石や高層建築物の柱等構造材に使う高強度コンクリートと同等です。

※稲田御影石:約150N/ mm2、高強度コンクリート:約100N/ mm2

ビッカース硬度

アベイラス製品は表面硬度が極めて高く、重歩行の床面に使用してもキズが付きにくく、殆ど摩耗しない。ハードタイプは鉄の4倍、フレキシブルタイプは鉄の3倍の表面硬度を有しています。

※鉄:約400HV1、天然御影石:約800HV1

熱線膨張係数

ハードタイプの線熱膨張係数は鉄やコンクリート、御影石よりやや大きく、アルミニウムよりやや小さいので、屋外等温度変化が大きい場所に施工する際は、伸縮(弾性)目地を使用し目地割れや浮きを防ぐ必要があります。

※御影石:0.08(x10-4/k)、コンクリート:0.10(x10-4/k)、鉄:0.11(x10-4/k)、SUS304:0.17(x10-4/k)、アルミニウム0.23(x10-4/k)、

耐摩耗性

ハイブリッドストーン「アベイラス」製品は表面硬度が極めて高く、重歩行の床面に使用してもキズが付きにくく、殆ど摩耗しません。実歩行回数と摩耗量の相関性が把握できるとされているJIS A 1451(回転円盤の摩耗及び打撃による床材料の摩耗試験方法)による試験後の摩耗量がアベイラスはハードタイプ、フレキシブルタイプとも0.05mmと殆ど摩耗しません。新宿駅や四谷駅など、1日で数百人~数十万人歩行者が通行するJR駅構内床にアベイラス・アンプロップを施工し約20年経過後でもほとんど摩耗がなく、防滑性能を維持しています。

耐凍結融解性

ハイブリッドストーン「アベイラス」製品は吸水性がほとんど無いため、陶磁器質タイルやコンクリートのように凍結融解作用を受けません。

耐薬品(耐酸・耐アルカリ)性

 ハイブリッドストーン「アベイラス」製品はアンモニア臭が染み込まず、トイレや食品工場等で使う酸性洗浄剤やアルカリ系洗剤にも耐性が強く、耐薬品性に優れています。

耐候性

ハイブリッドストーン「アベイラス」製品はサンシャイン・カーボンアーク灯式耐候性試験で2000時間照射後でも異常がありません。100~200時間が屋外での暴露1年に相当すると言われています。

実際に20年以上の屋外設置実績は多数ありますが、劣化事例はゼロです。

参考

※吸水率試験について

石材やセラミックタイル等の建材の吸水率は試験の種類によって異なってきます。

よって、文献やWEB情報等の吸水率データは、単純に横並びで比較することはできませんので注意が必要です。以下、JIS A 5003(石材)とJIS A 5209(セラミックタイル)の吸水率試験方法について解説いたしますのでご参考にしてください。

■JIS A 5003(石材)の吸水率試験方法(抜粋)【48時間自然吸水試験】

見掛比重測定時の試験体重量を乾燥時の重量とする。次に図に示すように石理と水面と平行にし、かつ上部1cmを常に水面上になるように浸水して、20±3℃で多湿の恒温室内に置く。48時間経た後取りだし、手早く浸水部分の水をふきとり、直ちに重量を測り、吸水時の重量とする。

数値は次の式によって算出し、試験体3個の平均値をもって表す。

吸水率(%)=吸水後の重量(g)−乾燥時の重量(g)/乾燥時の重量(g)×100

※御影石は硬石に分類される

■JIS A 5209(セラミックタイル)の吸水率(抜粋)

タイルの吸水率は,JIS A 1509-3に規定する煮沸法又は真空法のいずれかの測定を行ったとき,表10の規定を満足しなければならない。

注)アベイラス製品の吸水率はJIS A 5209(セラミックタイル)の吸水率試験データを示しており、JISA 5003(石材)の吸水率試験方法でアベイラスの吸水率を測定した場合、ハードタイプ/フレキシブルタイプとも0.01%とほぼゼロであり、JIS A 5209(セラミックタイル)の吸水率試験方法である煮沸法又は真空法の強制試験の1/4~1/5という結果になります。よって、石材をJIS A 5209(セラミックタイル)の吸水試験を行うと、石材関係機関等の公表値(JIS A 5003の試験データ)の4~5倍になるものと予測されます。

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