防滑製品〈アベイラス アンプロップ〉の特徴
防滑製品 技術詳細
その他資料
他社製品との性能比較
項目 | アベイラス アンプロップ | セラミックスタイル (無釉タイプ) | 天然石 (高級みかげ石) | 天然石(中国産みかげ石) | |||||
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滑り抵抗値 (※1) (JIS A 1509-12) | 種類 | 素足 | 革底靴 | 素足 | 革底靴 | 素足 | 革底靴 | 素足 | 革底靴 |
C.S.R.B. | C.S.R. | C.S.R.B. | C.S.R. | C.S.R.B. | C.S.R. | C.S.R.B. | C.S.R. | ||
水 | 1.374 | 0.83 | 1.329 | 0.45 | 1.399 | 0.749 | 1.399 | 0.749 | |
油 | - | 0.543 | - | 0.4 | - | 0.377 | - | 0.377 | |
石鹸 | 1.037 | - | 0.758 | - | 0.835 | - | 0.835 | - | |
割れ・欠け | 割れにくい 欠けにくい | 割れやすい 欠けやすい | 割れやすい 欠けやすい | 割れやすい 欠けやすい |
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耐摩耗性 (機能の持続性) | 摩耗度 | 摩耗しにくい | やや摩耗する | やや摩耗する | 摩耗しやすい | ||||
ビッカース硬度 | 1,635HV1 (※2) | 約700~800HV1 | 約700~800HV1 | 約500~700HV1 | |||||
モース硬度 | 7 | 約5~6 | 約6 | 約5~6 | |||||
吸水率 | 0.04% | 約0.5% ~5% | 約0.3% ~5% | 約0.5% ~8% | |||||
吸水率から 起きる問題点 | 汚れ | 汚れにくい | 汚れやすい | 汚れやすい | 汚れやすい | ||||
劣化 | 劣化しにくい | 多少劣化する | 劣化する | 劣化が早い | |||||
藻の発生 | 発生しにくい | 発生する | 発生する | 発生する | |||||
臭気発生 | 発生しにくい | 発生しやすい | 発生しやすい | 発生しやすい | |||||
菌の繁殖 | 繁殖しにくい | 繁殖しやすい | 繁殖しやすい | 繁殖しやすい | |||||
清掃性 | 良い | 悪い | 悪い | 悪い | |||||
リフォーム時の対応性 | フレキシブルタイプを 上から貼るだけ (カバー工法) | はつりと下地作業が必要 | はつりと下地作業が必要 | はつりと下地作業が必要 |
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上記試験検査場: 床性能研究会/建材試験センター/佐賀県窯業技術センター/茨城県工業技術センター/東京都立産業技術研究センター
- 滑り抵抗値は数字が高いほど滑りにくい床材です。
- ハードタイプ: 1,635HV1、フレキシブルタイプ: 1,200HV1
- 東京都福祉のまちづくり条例施設整備マニュアルでは床の滑り抵抗値C.S.R.(革底靴)の推奨値は平面が0.4以上、スロープが0.45以上です。
- 鉄道関連施設の床の滑り抵抗値C.S.R.の規定値は0.5以上です。
転倒事故の死亡者数
転倒事故 vs 交通事故の死亡者数
転倒事故による死亡数は交通事故による死亡数の 2倍以上 です!
主な不慮の事故の種類別にみた死亡数の年次推移 -1995~2019年- 厚生労働省「人口動態調査」より
転倒事故死亡者数詳細
スリップ・つまづき・よろめきによる転倒死亡数は 毎年増加 しています!
転倒・転落・墜落死亡数詳細の年次推移 -1995~2019年- 厚生労働省「人口動態調査」より
損害賠償
転倒事故の増加に伴い、訴訟や賠償金額も増加しています。
裁判事例「餃子の王将」重傷客と和解、100万円の支払い命令」
右足が前方に勢いよく滑り、左ひざを複雑骨折、左膝が動かしにくくなる障害が残った
判決:約2,500万円の損害賠償を求めたが、王将側は原告の女性に解決金100万円を支払う内容で和解。(大阪地裁 2015年3月6日)
裁判事例「足拭きマットが滑り転倒、みずほ銀行に92万円の支払い命令」
入り口の傘袋スタンド近くで転倒し、右太ももを骨折。右股関節が動かしにくくなる障害が残った
判決:原告(転倒者)勝訴
判決理由:マットの裏側が濡れており、足を乗せたことで滑ったのが原因。客の安全を確保する必要があるのに、管理を業者に任せきりにしていたと銀行側の注意義務違反を認めた。(東京高裁 2014年3月14日)
裁判事例「アイスクリームで転倒、860万円支払い命令」
アイスクリーム店前で転倒。足や腰の骨を折り、膝が曲がりにくくなる障害が残った
判決:原告(転倒者)勝訴
判決理由:アイスクリームが床に落ちていないよう管理する義務があり、十分なスペースを作り、そこで食べるよう誘導したり、午後6時までの清掃の委託時間を延長したりすべきだという管理責任を指摘した。(岡山地裁 2013年3月14日)
裁判事例「雨で床滑り転倒、しまむらに572万円の支払い命令」
傘袋のスタンド近くで転倒し、右太ももを骨折し、右股関節が動かしにくくなる障害が残った
判決:原告(転倒者)勝訴
判決理由:客が滑って転倒する危険があったことは明らかで、滑りやすい状態が放置されていたとして、慰謝料などの支払いを命じた。(大阪高裁 2011年11月29日)
裁判事例「ウィンズ渋谷内での転倒事故に、264万円の支払い命令」ウィンズ渋谷で男性が転倒し、腰と左ひざをねん挫
判決:原告(転倒者)勝訴
判決理由:転倒した場所は御影石が光を反射するほど磨かれ、傾斜している上、当時雨でぬれていた。歩行者が転倒する可能性は無視し難いものがあり、設置と管理には欠陥があったと判断しJRAに支払いを命じました。(大阪高裁 2006年9月27日)
裁判事例「裁判所内での転倒事故に105万円の支払い命令」
大阪地裁堺支部で、視覚障害者の男性が階段で転倒し、肘の骨を骨折
判決:原告(転倒者)勝訴
判決理由:点字ブロックや滑り止めがあれば転倒することはなかったとし、こうした整備は努力目標でなく法的な義務だったと位置づけ、国に支払を命じました。(大阪高裁 2004年12月22日)
裁判事例「ビル内での転倒事故に損害賠償2,200万円の支払い命令」
JR池袋駅のビルで主婦が転倒。左足骨折、左股関節機能麻痺
判決:原告(転倒者)勝訴
判決理由:低コストを業者に強要するあまり清掃も十分でなく、また床に油や水が付着して滑りやすくなっていたことが原因とし、損害賠償の支払いを命じました。(東京高裁 2001年11月27日)
裁判事例「コンビニ内での転倒事故に115万円の支払い命令」
ファミリーマートで買い物中の女性が転倒して左腕を縫う怪我
判決:原告(転倒者)勝訴
判決理由:ファミリーマートは安全確保のため、水ぶき後からぶきするなど、客が転ばないよう店舗経営者らを通じて指導する義務があったとして、慰謝料などの支払いを命じました。(大阪高裁 2001年7月31日)